地図
11月第2週 / 最高気温14℃ / 晴れ /
紅葉しかけてきてはいますが、まだ緑の葉っぱの方が多い状態でした。
かなり気温が低くなってきたので、これからどんどん紅葉が進んでいくと思います。
広い境内の中には、たくさんの種類の植物が植えられていて、季節ごとに楽しめるようになっています。
広い境内の中を歩いているだけで、心と体がリフレッシュできます。
石山寺 西国三十三所霊場の第十三番札所
「石山寺縁起」
天平19年(747年)のちに東大寺別当となった良弁僧正(ろうべんそうじょう)が建立しました。
東大寺を建立した聖武天皇が大仏の鍍金に使用する黄金が、見つからず、良弁に祈願を命じました。良弁は吉野山で蔵王権現のお告げを受けて、近江石山へ。石山で比良明神の導きにより、山中の霊岩に天皇の念持仏を安置して祈ると、その甲斐あって、陸奥(東北)から黄金が献上されたそうです。
祈願が成就したので、仏像を移そうとしたところ、像が岩にくっついて離れない。そこで良弁は、仏像を祀る堂を建て、勅願の寺となりました。
真言密教の道場へ
創建の経緯から、当初は東大寺に属していましたが、平安時代になると真言密教の道場へ変わりました。
東寺真言宗の大本山で山号は石光山です。
奈良の寺院の影響力を排除するために平安遷都し、密教寺院が増えていくのが、お寺巡りしていると、よくわかります。
東大門(重要文化財)
鎌倉時代、建久元年(1190年)の建立。両脇に運慶、湛慶の作による仁王像が配置されています。
慶長年間(1596〜1615年)に淀君の寄進で再建に近い大改修がなされました。
力強い仁王様です。
多宝塔(国宝)・硅灰石(天然記念物)
日本最古の多宝塔と石山寺の名前の由来になっている巨石です。
この石の持つ力に圧倒され、自然と手を合わせたくなりました。
多宝塔は建久五年(1194年)源頼朝が寄進したと伝えられています。
とても美しい塔です。
本堂(国宝)
平安時代に建立された、滋賀県最古の木造建築。
御朱印はこちらで、いただきました。
正堂と礼堂の間の部屋が「源氏の間」で、紫式部の木像が置かれています。
豊浄殿
典籍、絵画、工芸品などの宝物の保管、展示、公開をしています。
2021年10月1日(金)〜12月12日(日)まで「石山寺と紫式部展」を開催。
入場料 一般(中学生以上)300円、小学生150円
とても状態のいい、絵画や工芸品ばかりで、長年大切に保管されていたことがわかる品々で、現在多くの人が見られることを嬉しく思いました。
菅原道真の孫に当たる、三代座主の淳入内供(しゅんにゅうないく)が学問の寺としての方向性を確立して以来、現代までその伝統が受け継がれています。
毘沙門堂など
広い境内の中には、毘沙門堂・大黒堂・蓮如堂・御影堂など他にもたくさんのお堂など、見どころがあります。
坂や階段も多いので、歩きやすい靴の方がいいと思います。
拝観
拝観時間 8:00〜16:30(最終入山16:00)
入山料 一般(中学生以上)600円 小学生250円
アクセス
京阪石山坂本線「石山寺」より京阪バスで1分、「石山寺山門前」下車すぐ。徒歩では駅前の国道を南へ約10分。
JR東海道本線「石山」駅より京阪バスで10分、「石山寺山門前」下車すぐ。
来る時は、JR石山駅からバスで。帰りは瀬田川沿いをゆっくり京阪石山寺駅まで、歩きました。道沿いのお店を眺めながらだったので、すぐ駅につきました。
ご朱印 300円
左上の紫式部のハンコがあるので、石山寺とわかりやすいです。
湖舟
所在地 滋賀県大津市石山寺3丁目2-37 石山寺観光駐車場 内
営業時間 10:00〜17:00(ランチ11:00〜L.O16:30)(夜間は要予約 17:00〜22:00 L.O21:00)
定休日 不定休
石山で最初にしじみ飯を始めたお店で、東大門のすぐ近くにあります。
しじみ釜飯 1,650円(しじみ釜飯・季節のおばんざい・しじみ赤出し汁・香物)
注文後に釜飯を炊き始めるので、出来上がるまで30分位はかかりました。
しかし、待った甲斐があり、いい香りのしじみご飯が炊き上がり、おこげも程よく出来て、満足です。
うなぎと近江牛のお重もあり、また来てみたいと思いました。
※価格は2021年11月現在のものです。変更になっている場合がありますがご了承下さい。
茶丈藤村
営業時間 9:00〜18:00
定休日 火曜(祝日の場合は営業)
本葛餅とおうす、お菓子とおうすのセットをいただき、休憩。
お菓子はたくさん種類があり、どれも美味しそうで迷いました。
落ち着いた内装の店内で、大きくとられた窓から、瀬田川を眺めながら、ゆったりした気持ちになれます。
お土産に「たばしる」を2個だけ買ったんですが、少量でも買えるのが嬉しいです。
夕食の後、早速いただきました。
艶やかな粒あんをお餅が包んでいるのですが、胡桃がアクセントになって、あずきの美味しさを引き立てていました。
近江八景「石山の秋月」
2021年11月12(金)〜28日(日)は夜間のライトアップも行われるので、紅葉と一緒に、月の鑑賞も出来るかもしれません。夜は冷え込むので、暖かくして、お出かけ下さい。
時間 17:30〜21:00(入山は20:30まで)
入山料 夜間600円(小学生300円
※秋月際は陰暦8月15日(10月第1週目頃)を中心とした3日間催されます。
紅葉と瀬田川岸の穏やかな景色、美味しいお料理とお菓子。平安時代から続く人気の観光名所なのもわかります。
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