湖南三山をJRとバスでめぐりました
地図
湖南市は平成16年(2004年)に甲賀郡石部町と甲西町が合併し誕生しました。
それにより3つのお寺が同じ湖南市になり湖南三山として紹介されるようになりました。
長年滋賀県に在住していますが、実は駅のパンフレットを見るまで湖南三山を知りませんでした。
でも実際訪れてみると、三つのお寺それぞれに国宝の建造物があり、多くの貴重な仏像も安置され、紅葉とのどかな自然が楽しめる湖南三山はこれからもっと有名になると思います。
湖南三山紅葉めぐり
令和3年11月10日(水)〜11月30日(火)実施されています。
湖南市観光協会のホームページにモデルコースの詳しいルートが乗っています。
平日のみ適応ですが、善水寺からめぐるコースの方が22分ほど所要時間が短いので、こちらのコースにしました。
土日祝は常楽寺〜長寿寺〜善水寺ルート モデルコースになります。
善水寺〜長寿寺〜常楽寺ルート モデルコース
所要時間5時間53分 運賃合計1,440円(大人一人)
コミュニティバスは現金のみなので、小銭か1,000札が必要です。1,000札の両替はできます。
1回の乗車が¥250で5回乗車したので¥1、250でした。プラスJR「甲西」〜「石部」が¥190です。
食事
三つのお寺をめぐると、ゆっくり昼食を食べる時間がなさそうだったので、コンビニのおにぎりを購入しました。
善水寺を参拝後、駐車場の横の山側に木のベンチがあったので、紅葉を眺めつつ、食べました。
お天気も良く暖かく、自然の中での食事は最高の味付けです。
また、この期間中は善水寺と長寿寺の門前で地酒やお菓子などのお土産が販売されています。
柚子など地元の野菜などもありました。値段も安く、旅の思い出とお土産に最適です。
善水寺
9:25「甲西駅北口」発のコミュニティバス 下田線(甲西駅ルート)からスタートしました。
私の他に10名ほど参加されていました。わりと小型のバスなのであまり大人数は乗れないです。
「岩根」バス停で下車し、上り坂を徒歩15分。
今回唯一と言っていい、上り坂です。
だんだん紅葉が深まっていき、写真を撮りつつ、本堂へ。
本堂 (国宝)
現在「最澄と天台宗の全て」展で出張中の仏様も三体程ありましたが、他にもたくさんの仏像があり、じっくりお参りできました。
本堂で仏様の説明もして頂きました。
木造の仏像の割れを防ぐため、くり抜いた体内の中に約1000年前の種籾が入っていたそうです。その種籾を使って作ったお米が展示してありました。お米の生命力すごいです!
名水
お寺の名前の由来となった、桓武天皇の病気を治したお水も飲むことができました。
一日、元気に歩き回れそうです。
御朱印
この時期は紅葉仕様です。
御朱印を入り口で預けて、参拝後受け取りました。
長寿寺
13:00 長寿寺到着
山門を抜けると紅葉のトンネルが!
紅葉のグラデーションと青空がとても綺麗です。
池の中に建てられている弁天堂(重要文化財)と池に映り込んでいる紅葉も絶好の写真スポットです。
本堂 (国宝)
重厚で落ち着いた佇まいの本堂に紅葉が映えます。
本堂の中には国宝の春日厨子や重要文化財の仏様など、見どころ満載です。
常楽寺
14:05 常楽寺到着しました。
赤いもみじの割合はこのお寺が一番でした。
ご住職のお話
湖南三山や常楽寺の歴史を楽しく説明して下さいました。
火災や仏像の盗難など、苦難の歴史がいっぱいでした。
それらにも負けず、本堂(国宝)三重塔(国宝)、たくさんの重要文化財の仏像などを拝見する事が出来て幸せです。
※湖南三山紅葉めぐりの期間以外の拝観は予約が必要です。(常楽寺のみ)
三十三体の観音めぐり
本堂と三重塔の周りに三十三体の観音石仏が祀られています。これらを全てお参りすると、近江西国三十三所観音巡礼をしたのと同じだけの御利益があるそうです。
優しい石仏を眺めているだけでも癒されますし、三重塔を上から眺めることもできるので、ぜひ一周してみて下さい。
御朱印 長寿寺・常楽寺
長寿寺は予め書いてあるものを受け取りました。
常楽寺はその場で順番に書いて頂きました。
15:18 バス停「石部駅」到着しました。
お天気に恵まれ、最高の紅葉狩り日和でした。
天平時代のお寺や仏像、のどかな風景と紅葉に大満足です。
参拝時間も程良く取れましたので、すごく良いコースだと思います。
のんびり散策できて、心も身体も元気になりました。
体の悪い所を撫でると治していただける、仏像もありましたし。
旧東海道沿いにも、神社や城跡も点在していて、ハイキングコースとしても整備されているようです。
新緑の季節に再度訪れてみたいと思います。
自動車で回ると食事など、選択肢が増えますが、電車とコミュニティバスの旅も初めての体験がいっぱいで楽しめました。
初対面の方に色々尋ねたり、道や方向を相談したり、電車とバスの一人旅ならではの、楽しみもありました。
コメント