2日目 3月15日(水)
地図
朝食
7:15
しじみのお味噌汁とご飯のお供的なおかずをほぼ完食し、元気に出発です。
一畑電車
しんじ湖松江駅から出雲大社前駅を約1時間で結びます。
8:34 松江しんじ湖温泉駅
2列共、座席が同じ窓の方を向いて座れるので、車窓をじっくり眺めながらの旅になります。
この日は快晴で、宍道湖も空の青さも際立っていました。
9:40 出雲大社前駅
徒歩で稲佐の浜へ
日御碕方面行きのバスの本数が少ないので、徒歩で稲佐の浜へ向かいました。
約1km程なので、次のバスまで散策しながら向かいます。
出雲阿国の墓
途中、出雲阿国のお墓もありましたが、今回は立ち寄りませんでした。
稲佐の浜
10:15
旧暦の10月10日、出雲大社の神迎神事が行われます。
国譲り
天つ神が地上に神を派遣
大国主命の国作りが完成したので、天つ神は地上に統治者を降ろす為、神を派遣しますが、最初の神は大国主命と仲良くなり、戻ってきません。2番目の神は大国主命の娘と結婚し、こちらも戻らず。
建御雷神(たけみかづちのかみ)
三番目に遣わされた建御雷神(たけみかづちのかみ)が稲佐の浜に降り立ちます。
ここで大国主命とその二人の息子と交渉し、国譲りが完了します。
神様が降臨するに相応しい景色です。
弁天島
重要ミッション
弁天島にお参り後、稲佐の浜で砂を持ち帰り、出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)の軒下にお供えし、元からあるお砂を持ち帰ります。
10:37 稲佐の浜 バス停から一畑バスで日御碕灯台に向かいます。
日御碕(ひのみさき)灯台
11:00
日本一の高さ、43.6mの石造灯台
登る事もできます。
お土産物屋さん
いか(大)¥500 醤油ダレでつけ焼きにしてもらえます。
昼食は出雲そばを食べる予定なので、断念です。
この辺りで夕食を食べて、夕陽を見るのもいいですね。民宿もあります。
海岸線沿いを日御碕神社へ向かいます。
経島(ふみじま)
毎年8月7日に夕日の祭り「神幸神事(みゆきしんじ)」が行われる神域です。
ウミネコの繁殖地として天然記念物にも指定されています。
日御碕(ひのみさき)神社
11:30
御祭神
日沈宮(下の宮) 天照大神
神の宮(上の宮) 素戔嗚尊
御朱印
日沈宮(下の宮)
天暦2年(948年)経島から遷座しました。
天照大神をお祭りし、日本の夜を護られ、昼は伊勢神宮で護られているそうです。
神の宮(上の宮)
根之堅洲国におられた須佐之男命は柏の葉を投げ、「柏葉の止まるところに住まん」と仰られ、現社地の背後にある『隠ヶ丘』に止まったそうです。当初はそちらにお祀りされていましたが、第三代安寧天皇13年(紀元前536年)に現社地に遷座されたそうです。
出雲国風土記
国引き神話
八束水臣津野命(やつかみずおみつのみこと)が朝鮮半島・北陸・松江などから岬を切り離して綱で引き寄せた伝説です。
そしてこの日御碕に縫い止めました。
12:14 日御碕神社 バス停
12:37 出雲大社正門前 バス停
昼食
本格手打ち蕎麦 出雲 砂屋
二の鳥居 勢溜前のお店でお昼時だったので、75分待ちでした。他のお店も並んでいるようなので、そのまま待ちました。
13:30
実際は1時間待ち位で食べる事ができました。
割子そば 3枚 ¥1,020
出雲そば
お蕎麦に直接、蕎麦つゆをかけ、薬味を乗せて食べます。残ったつゆを2段目のお蕎麦にかけ、足りなければつゆを足します。3段目も同様です。
このお店は十割そば専門店なので、一番シンプルなメニューを注文しました。並んだ甲斐がありました。
出雲大社
杵築大社(きづきのおおやしろ)と長く呼ばれていましたが、1871年(明治4年)出雲大社と改称されました。
宇迦橋の大鳥居 一の鳥居 石の鳥居
現在、宇迦橋の大鳥居の前の宇迦橋は工事中でした。
勢溜(せだまり)の大鳥居 二の鳥居 鋼の鳥居
二の鳥居をくぐると、珍しい下り参道になります。
御祭神
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
創祀
『古事記』・『日本書紀』によりますと、大国主大神は須佐之男命の子(6世の孫とも)で葦原中国(あしはらのなかつくに)の国造りをし、後に天孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)降臨の際国土を譲って、出雲の国の多芸志(たぎし)の浜に身を隠しました。
天照大神は天日隅宮を造り、子供の天穂日命(あめのほひのみこと)に奉仕させたのが始まりとの事です。
天穂日命を租とする出雲国宗家が現在も祭祀を行なっています。
御朱印
拝殿の後ろにある受付所で頂きました。
銅の鳥居 四の鳥居
拝殿
宝物殿
入館料 大人¥300
出雲大社境内で発見された「心御柱(しんのみはしら)」が公開されていました。
直径1.35mの杉の大木を3本束ねて1つの巨大な御柱になっています。
八足門
八足門の奥に楼門があり、その奥が御本殿です。
楼門はお正月のみ公開されるそうです。
素鵞社(そがのやしろ)
ご本殿の真後ろに祀られています。
御祭神
須佐之男命(すさのおのみこと)
稲佐の浜の砂
稲佐の浜から持ち帰った砂を社の軒下の砂の入った木箱に納め、そこからお砂を頂きます。
御守りにしたり、厄除けに庭に撒いたりします。
神楽殿
日本最大級の大注連縄(おおしめなわ)
島根県立古代出雲歴史博物館
15:30 三の鳥居から徒歩3分程です。
観覧料 一般 ¥620 → ¥490(パーフェクトチケットの割引料金)
開館時間 9:00〜18:00(11月〜2月は9:00〜17:00)
日本最多の国宝銅剣
荒神谷遺跡から出土した国宝の銅剣が一堂に展示されていました。
こういう感じで埋まっていたそうです。
国宝 加茂岩倉遺跡出土銅鐸
国宝の銅鐸・銅矛など合わせて419点が展示されています。
高層神殿を再現
現在の本殿は高さ24mですが、発見された心御柱から推測して48mの神殿が実在していた可能性が高まってきました。
もっと古い伝説では96mともいわれています。
心御柱(しんのみはしら)
こちらはレプリカですが、撮影OKでした。
16:41 出雲大社前
17:44 松江しんじ湖温泉前
すいてんかく
18:00
今日は一日歩いたので、部屋でゆっくり夕陽が宍道湖に沈んでいくのを眺めました。
お茶とお茶菓子を頂きながら、1日を振り返ったり、明日の予定を相談したり。
夕食
19:00
今日は島根ワイナリーのワイン『葡萄神話』を頂きました。
食後少し部屋でくつろいだ後、温泉へ。
暖かい旅行日和の出雲を堪能した1日を反芻しながら、眠りに付きました。
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