地図
お盆に納涼を兼ねて、京都の奥座敷、貴船と鞍馬でのんびり。
というつもりでしたが、見どころ満載な地域なので、ついつい頑張ってしまいました。
叡山電車
2両編成の車両はシートもさまざまで、車窓に向かっているものもあり、景色を楽しむ工夫もされていました。
貴船川床昼食きっぷ
5・6月 6,900円
7・8月 9,900円
叡山電車・京都バスの乗車券、貴船川床の昼食、貴船神社の水占みくじ・参拝記念品がセットになっています。
イラストマップ
10:00
叡山電車の出町柳駅でもらった地図がとても分かりやすかったです。
片面は鞍馬・貴船、裏面は貴船エリアマップになっています。
市原駅から二ノ瀬駅の間の紅葉のトンネルは素晴らしく、秋にも来たくなりました。
10:28 貴船口駅
京都バスで終点の貴船までは4分程です。
川床料理
20年以上前にも川床料理にチャレンジしましたが、その時は雨でお部屋で頂く事になり、今回初めて、食べることができました。
貴船茶屋
昼食きっぷは8軒のお店から選べます。
お盆の時期だったので、早めに予約をしました。
11:00
雨雲が近づいてきたので、急ぎめの食事でしたが、なんとか川床で食べる事ができました。
残念ですが、ビールは自粛しました。
サクサクの食感の衣の天ぷらでした。
川からの冷気とせせらぎの音と鮮やかな緑に癒されました。
貴船神社 奥宮
創建
神代の昔、丑の年・丑の月・丑の日・丑の刻に、貴船山中の「鏡岩」に神霊が降臨したのが始まりとも、
神武天皇の母・玉依姫命が黄船で淀川から鴨川(賀茂川)をさかのぼって、奥宮の地に水神を祀ったからとも伝えられています。
「鏡岩」は禁足地にある為、参拝はできませんが、神社が建立されるまでは、そこで祭祀が行われていました。
御祭神
闇龗神(くらおかみのかみ)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)が火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)を産み落としたとき、激しい炎に焼かれ命を落としました。激怒した夫の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は十拳の剣で火之迦具土神を3段に斬り殺してしまいます。その剣から滴った血から産まれたのが闇龗神です。
切り裂いた1段から産まれたのが高龗神(たかおかみのかみ)です。
闇=峡谷 龗=龍 という意味なので、谷の水を司る龍神様です。
高龗神と闇龗神は同一神ともいわれています。
思ひ川
12:00
貴船茶屋から500m程上流の奥宮から参拝しました。
昔は奥宮が本社だったので、参拝者はこの谷川で手や口をすすいだようです。
船形石
玉依姫命の黄船を小石で覆い隠したと伝えられています。
貴船神社 結社(ゆいのやしろ・中宮)
200m程下流に結社があります。
御祭神
磐長姫命(いわながひめのみこと)
天孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と結婚した木花開耶姫(このはなさくやひめ)の姉神ですが、妹と共に妻になるはずだったのに、妹に比べ容貌が劣っていた為、親元に送り返されました。そこで磐長姫命は縁結びの神として、この地に鎮まり、人々に良縁をもたらす事にされました。
木花開耶姫は繁栄をもたらし、磐長姫は永遠の命をもたらす姫達ですが、磐長姫を退けた事により、瓊瓊杵尊以降は永遠の命を持つ事はできなくなりました。
天の磐船
12:20
貴船神社・総本宮
12:30
御祭神
高龗神(たかおかみのかみ)
御朱印
水占みくじ・一筆箋
おみくじを水につけると、文字が浮かび上がります。
チケットにセットになっていて、参拝記念品として貴船神社の一筆箋も頂きました。
七夕飾りが綺麗です。夜はライトアップもされ、幻想的な雰囲気が漂うそうです。
個性的な面白い願い事も多数有り。
総本宮はかなり混み合っていました。
丑の刻参り
謡曲や能の『鉄輪』の題材になっいます。
恋愛成就だけでなく、鬼になって憎い恋敵を取り殺したいという願うお話です。
以前訪れた、宇治の橋姫神社にも登場しました。
和泉式部(978?〜1036?)
18歳の頃、藤原道長の側近の橘道貞と結婚し、娘の小式部をもうけますが、冷泉天皇の皇子・為尊親王、その弟・敦道親王と恋仲になり、恋多き女性と言われています。
夫の陸奥赴任にも同行せず、華やかな社交界で一流歌人としての名声を得ました。
しかし、敦道親王が27歳の若さで急逝し、哀しみの中で残した120余首が残っています。
その後、再び宮仕えをし、武将として名高い藤原保昌(平井保昌)と再婚しました。
保昌は祇園祭の「保昌山」のモチチーフにもなっています。
蛍石
貴船口駅から100m程登ったところにあります。
蛍の名所で、和泉式部の「物おもへば 沢のほたるも わが身より あくがれいづる魂かとぞみる」
にちなんでいます。
和泉式部も恋の成就を願い、貴船神社に参拝したようです。
鞍馬
14:00
お盆の貴船は自動車も多く、混雑していたので、京都バスで、貴船口まで戻り、鞍馬へ移動しました。
フリーパス付きはありがたいです。
鞍馬駅では天狗がお出迎え。
インパクト大な撮影スポットです。
鞍馬寺
ケーブル
片道¥200
徒歩で2、30分だそうですが、この時期は流石に厳しかったので、ケーブルで。
階段を少し登るだけで、汗が・・・。
愛山費¥300です。
鞍馬は山の冷気が気持ちいいです。
本殿金堂
金堂前には阿吽の虎が!
寅年の今年来られて良かったです。
パワースポット
本殿前にある『金剛床』の中心がパワースポットです!
御朱印
奥の院
金堂の裏手から奥の院に向かいました。
この上に、「鞍馬山博物館 霊峰殿」があり、国宝の毘沙門天像がありますが、時間切れで、今回は断念しました。
このまま進むと、牛若丸ゆかりのお堂など見どころがたくさんあり、貴船まで行けますが、次回のお楽しみになりました。
スイーツ
15:30
ケーブルに乗ったとはいえ、結構山道と石段を登ったので、汗だくです。
鞍馬寺の門前で休憩しました。
雍州路(ようしゅうじ)
お蕎麦と精進料理も美味しそうでした。
わらび餅 もちもちの食感です。
からす天狗アイス・竹炭入りバニラ 牛若丸アイス・ホワイトコーヒー 各¥400
黒白逆の味になっています。
宇治金時 ¥750
小豆も丁度良い甘さで、疲れも吹き飛びました。
この後、山菜の佃煮などのお土産を買って帰途につきました。
紅葉の鞍馬と貴船
今まで、何度か貴船にはきましたが、納涼とお食事目当てで、歴史的な知識はほぼありませんでした。
少し調べてみると、興味深い場所がたくさんあり、今回、訪れられなかった所に、もう一度行きたいと思います。
次回は紅葉の季節か、由岐神社の火祭りの頃に来たいです。
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