地図
いつも神社仏閣巡りの参考にしている、高田崇史氏の小説ですが、今回も『古事記異聞 京の怨霊元出雲』に出てくる、賀茂川沿いの出雲路周辺を巡ってきました。
元出雲 出雲大神宮は2023年6月に訪れました。元出雲 出雲大神宮・頼政塚 [亀岡]
下御霊神社
10:30
京都駅から市バスで約30分でした。
京都市中京区寺町通丸太町下ル
京都御苑の南東角
JR京都駅から地下鉄烏丸線 丸太町駅下車 東へ徒歩10分
市バス 4、17,205番 河原町丸太町 下車 西へ徒歩2〜3分
由緒
貞観5年(863年)神泉苑にて御霊会が行われました。(文献上最古の御霊会)
平安初期に出雲族の人達が多く住む、愛宕(おたぎ)郡出雲郷の下出雲寺(現在は廃絶)の境内に創祀され、鎌倉時代に現在の地に鎮座されました。
御祭神
本殿
吉備聖霊 吉備真備ではなく六座の和魂(にぎみたま)
崇道天皇 桓武天皇皇太弟・早良親王
伊豫(いよ)親王 桓武天皇・皇子
藤原大夫人 伊豫親王・母・藤原吉子
藤原広嗣 藤原式家の祖・宇合の長子 天平12年(740年)筑紫で挙兵、鎮圧され処刑されました。
文室宮田麿(ふんやのみやたまろ)承和7年(840年)突然謀反の疑いありと訴えられ、伊豆へ配流。
火雷天神(からいのてんじん) 菅原道真ではなく六座の荒魂(あらみたま)
吉備真備以外は皇位継承や政争で、敗れたり、冤罪で非業の死をむかえられた方々で、怨霊として恐れられたようです。
相殿
第112代・霊元天皇
御朱印
御朱印と共にお菓子も頂けました。
怨霊
平安時代に疫病が蔓延し、災害が多発するのは貴人の怨霊が原因だと考えられました。
そこで、出雲寺に祀られる事になるのですが、小説ではその辺りの考察が面白かったです。
拝殿に『キンシ正宗』が飾られていましたが、漢字で書くと金鵄なんだと初めて知りました。
古事記で神武東征の道案内をした八咫烏。日本書紀では金鵄の発する光に長髄彦軍の目がくらみ、神武軍が勝利しました。
寺町通
京都御苑の東側の寺町通を北へ向かいました。
新島襄旧邸
新島襄と妻・八重の私邸でした。
梨木神社
11:15
御祭神
三条實萬(さねつむ)
一橋慶喜擁立に動き安政の大獄により弾圧を受け、翌年落飾後、死去。
三条實美(さねとみ)
父・實萬の死後、薩摩、長州と共に明治維新を成し遂げ、明治政府の要職を歴任しました。
廬山寺
11:23
紫式部邸宅跡
御所の周辺は名所旧跡が多数あり、全て立ち寄っていると、目的地に辿り着けないので、今回はサラリと、通りました。
出雲路幸神社(さいのかみのやしろ)
11:35
京都市上京区寺町通今出川上ル西入ル幸神町303
御祭神
主祭神 猿田彦大神
創建
創建は不明で、天武天皇・白鳳元年に再建されたそうです。
元々は現在地より北東300mの賀茂川畔に祀られていたそうです。
塞の神(道祖神)
京都御所の北東(鬼門)にあり、疫病や災害などをもたらす悪霊が侵入してくるのを防いでくれる守護神です。
出雲阿国
歌舞伎の創始者の出雲阿国はこの社の巫女であったと伝えられています。
浄土宗 出雲寺
11:50
住宅街の中にひっそりとありました。
事前に友人がスマホで所在地を確認してくれていたので、スムーズに辿り着けました。
厄除阿弥陀如来と石の社号票に記されています。
出雲寺観音という額がかかっています。
御霊神社(上御霊神社)
12:00
由緒
この地は平安遷都以前から出雲氏の氏寺・上出雲寺があり、元はその鎮守社であったとも言われています。
御祭神
主祭神
崇道天皇(早良親王・第49代・光仁天皇の皇子)
井上大皇后(光仁天皇の皇后)
他戸親王(光仁天皇の皇子)
藤原大夫人(藤原吉子・桓武天皇皇子伊豫親王の母)
橘逸勢
文室宮田麻呂
火雷神
吉備真備
御朱印
¥1,000の御朱印ですがお札とお菓子も頂けました。
応仁の乱勃発の地
応仁元年(1467年)管領の畠山政長と畠山義就(よしなり)の合戦が行われました。
猿田彦神社
12:20
御祭神
猿田彦大神
天鈿女命
出雲路橋
12:40
鴨川に架かる出雲路橋を通ってランチに向かいます。
ランチ
13:20
下鴨デリ
京都市左京区下鴨松ノ木町51
営業時間 11:00〜19:30
メニュー
平日の少し遅めの時間だったからか、待たずに座れました。
メインディッシュ バターチキンカレー + デリ3品 + ドリンク ハーブティー ¥1,750
メインディッシュ 魚介のパエリア + デリ3品 + ドリンク ¥1,700
手土産
食事が出来るまでに、友人達から手土産頂きました。
仏様と和柄のステーショナリーと半分のサイズのタオルハンカチ。
賀茂御祖神社・かもみおやじんじゃ(下鴨神社)山城国一宮
楼門
13:55
2022年5月以来です。
由緒
創祀の年代は不明ですが、『日本書紀』に神武天皇2年(BC658年)に賀茂建角身命を奉斎する鴨氏と同じ氏族の名が記されているそうです。
御祭神
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
八咫烏(三本足の巨大な烏)に化身し、神武天皇を熊野から吉野まで導いたとされます。
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
賀茂建角身命の御子神
賀茂の厳神・松尾の猛霊と呼ばれ強い力を持つ神様です。
御手洗池
葵祭の斎王代禊の儀がこちらで行われます。
斎王
伊勢神宮または賀茂神社に巫女として奉仕した未婚の内親王または女王です。
水みくじ
御手洗池におみくじを浸します。
中吉でした。
旅行はどこへ行っても大丈夫なようです。
出雲井於(いのへ)神社
御祭神
建速須佐之男命
京の七不思議
「なんでも柊」
社の周辺に植える木はことごとく柊になるという伝承があるそうです。
その為比良木社(柊社)とも呼ばれています。
鴨川合坐小社宅神社(かものかわあいにますおこそやけのかみのやしろ) (河合神社)
14:40
御祭神
玉依姫命(神武天皇の母神)
御朱印
糺の森
甲子園球場の3倍の面積に原始林が広がっています。
出町ふたば
15:00
京都市上京区出町通今出川上ル青龍町236
TEL 075-231-1658
アクセス 京阪 出町柳駅 徒歩7分
営業時間 8:30〜17:30
定休日 火曜日、第4水曜日
30分程並んで購入しました。
たくさんの種類がありましたが、私が買う時には既に半分くらいは完売していました。
定番の豆餅ではなく、田舎大福(本よもぎ・つぶあん)にしてみました。
並んだ甲斐がある美味しさです。
こちらは友人の選んだ、桜餅と豆餅です。
こちらも美味しそうです。
賀茂別雷神社・かもわけいかづちじんじゃ(上賀茂神社)
15:50
タクシーで移動しました。
2023年5月以来です。
由緒
神武天皇の御代、本殿の背後北北西に位置する神山に降臨、鎮座されました。
天武天皇6年、山城国により、賀茂神宮が造営されました。
御祭神
賀茂別雷大神
天上で雷鳴が轟き、一本の丹塗の矢が降ってきました。
賀茂建角身命の娘・玉依姫命が賀茂川の上流の小川で禊をしているとその矢が流れてきました。
その矢を床に祀り、やすんだところ懐妊し、賀茂別雷大神が誕生しました。
これを読んでも、意味がわかりませんでしたが、奈良の高鴨神社などの御祭神を調べると、ヒントがあるようです。そのうちこちらもお参りしたいと思います。
八咫烏みくじ可愛いです。
立砂
「神山」を象ったものです。
葵家やきもち総本舗
上賀茂神社前で京都駅行きのバスを待っている間に、やきもち¥135を買ってベンチで食べました。
宮崎酒場ゑびす京都ポルタ店
17:45
地下1F 東エリア
ランチでは利用した事がありますが、夜は初めてです。
ビールと突き出しのお味噌ときゅうりで乾杯です。
ホタルイカ沖漬け
カンパチ造り
茄子一本揚げ浸し
ゴマカンパチ
この他「霧島鶏もも鉄板焼き」など色々注文しましたが、写真を撮る事を忘れているもの多数。
かなり沢山食べましたが、1人あたり¥3,200でした。
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