橿原・明日香村 2日目 <1泊2日奈良旅行>

奈良

地図

2日目の朝食は前日購入したものをホテルの部屋で食べました。

9:00にチェックアウトしました。

橿原神宮前駅

荷物は駅前のコインロッカーに預けました。

明日香周遊バス 1日フリー乗車券

¥750

2日目は乗り降り自由な「赤かめ」の周遊バスを利用して明日香村を巡ります。

9:36 橿原神宮前駅から1回目の乗車です。

飛鳥寺(安居院 あんごいん)真言宗豊山派

高市郡明日香村飛鳥682

奈良交通バス 飛鳥大仏前下車すぐ

拝観時間 9:00〜17:30(受付は15分前まで)

10〜3月は17:00

10:00

538年(欽明7年)仏教が百済から伝来すると崇仏派・蘇我氏と廃仏派・物部氏の争いが長く続きました。

飛鳥寺は蘇我馬子がその戦勝を記念して、創建したものです。

拝観料 ¥350

昨日購入した飛鳥王国パスポートに付いている割引券でこの日訪れた、飛鳥寺・石舞台古墳・万葉文化館・橘寺・飛鳥資料館で割引料金で拝観できました。

創建

第32代崇峻天皇元年(588年)蘇我馬子が発願し、第33代推古天皇4年(596年)に創建された

日本最初の寺院です。

壮大な伽藍は2度の火災などにより荒廃し、江戸時代に再建され、今日に至っています。

御朱印

本尊 飛鳥大仏 銅像 飛鳥時代

釈迦如来坐像

推古天皇13年(605年)鞍作鳥(止利仏師)作

高さ3メートル

金30キロを用いて造られた為、当初は黄金に輝いていましたが、火災により、現在の状態になっています。

昔、授業で習ったアルカイックスマイルをたたえておられます。

聖徳太子孝養像

木造 室町時代

太子16歳の時、父・用明天皇の病気回復を祈願されている姿です。

蘇我入鹿首塚

飛鳥寺の2度の火災は入鹿の祟りではと恐れられ、この塚が建てられたそうです。

飛鳥寺の南に入鹿が中大兄皇子や藤原鎌足に討たれた、伝飛鳥板葺宮跡があります。

飛鳥寺の後方が蘇我氏の広大な邸宅が建っていた、甘樫丘です。

ランチ

2回目のバス利用で移動です。

11:00

夢市茶屋

明日香村島庄154-3

明日香の夢市2階

赤かめ周遊バス石舞台下車すぐ

古代米御前¥1400

とても美味しかったですが、飛鳥鍋が12月からのメニューという事で、今回は食べられませんでした。

石舞台古墳

高市郡明日香村島庄133

バス停「石舞台」下車徒歩3分

11:50

入場時間 9:00〜17:00(受付16:45まで)

入場料¥300

築造

7世紀の初め頃

6世紀後半にこの地で政権を握っていた蘇我馬子の墓ではないかと考えられています。

日本最大級の横穴式石室を持つ方形墳です。

蘇我氏に関連のある大王が方墳に埋葬されていることから、方墳は蘇我氏のシンボルだったのではないかと言われています。

玄室の長さ7.7m、幅約3.5m、高さ4.7m

12:12

3回目のバス乗車です。

酒船石遺跡

高市郡明日香村岡

バス停「岡天理教前」下車徒歩3分

見学時間 9:00〜17:00(受付16:45まで)

観覧料¥300

12:20

亀型石造仏

好んで大規模な土木工事を行っていたと伝えられている斉明天皇の時代に造営されました。

何度か改修されながら平安時代まで祭祀が行われていたと、考えられています。

酒船石

長さ5.3m、幅2.27m、厚さ1mの平坦な上面に幾何学的な溝が彫られていますが、どのように使われていたかは不明です。

第35代・皇極天皇、第37代・斉明天皇

名は宝皇女(594ー661年)

第34代舒明天皇の皇后

父は第30代敏達天皇の皇孫・茅渟王

第38代天智天皇(中大兄皇子)の母

皇極天皇時代

642年小墾田宮(おはりだのみや)に即位し、翌年飛鳥板蓋宮に移ります。

その年、蘇我入鹿が山背大兄王を攻め滅ぼし、専横が高まった入鹿を645年中大兄皇子らが滅ぼしました。

斉明天皇時代

中大兄皇子と対立し、難波の長柄豊碕宮(ながらのとよさきのみや)で孤独な最期を迎えた第36代孝徳天皇の後、重祚しました。

本来なら、皇太子・中大兄皇子が即位するべきでしたが、重祚した理由は不明です。

660年、唐・新羅連合軍に敗れた百済を救援するために、女帝自ら出陣しましたが、筑紫の朝倉橘広庭(たちばなのひろい)宮で病没しました。

奈良県立万葉文化館

12:40

高市郡明日香村飛鳥10

10:00〜17:30(入館は17:00まで)

今回は時間の関係で無料エリアのみ観覧しました。

万葉集を中心に古代の文化が紹介されています。

当時の人の歌や言葉に対する思い入れの深さなど、現在の日本人や海外の文化とも比較したり、知らない事が多数あり、面白かったです。

当時の人々の暮らしなどが等身大の人形や映像で紹介されています。

富本銭の製造

683年(天武天皇12年)頃に日本でつくられたとされる銭貨です。鋳造年代は708年(和銅元年)に発行された和同開珎より古いとされていますが、実際に流通していたかどうかなど、まだまだ不明な点が多いそうです。

アンケート

出口でアンケートに回答し、しおりを頂きました。

いくつかから選べましたが、今回時間の関係で訪れることが出来なかった「天武・持統天皇陵」にしました。

飛鳥坐(あすかにいます)神社

13:55

高市郡明日香村飛鳥708

 

御祭神

本社  八重事代主命 大国主命の第一子

   下照姫命(飛鳥神奈備三日女神) 事代主命の妹

    高照姫命

   建御名方命 大国主命の子

中の社 大物主神

   素戔嗚尊

奥の社 高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

   天照大神

境内の桜が咲いていました。

創建

本殿

初代神主 太宗直比古命(たいそうなおひこのみこと)が第10代崇神朝より「大神朝臣飛鳥直(おおみわのあそんあすかのあたい)」の氏姓を賜って以来、「飛鳥」姓で現在に至っているそうです。

現在の宮司は87代目とのことです。

創始以来代々神社を守ってこられていますが、氏子はいないとの事です。

御朱印

 

14:18 バス乗車

飛鳥資料館

14:30

高市郡明日香村奥山601

バス停「明日香奥山・飛鳥資料館西」または「飛鳥資料館」下車

入場料¥350

今から1400年前に約100年間、都がおかれた飛鳥の歴史がわかりやすく展示されています。

庭園には石像のレプリカが多数展示され、今回訪れる事が出来なかった石像も観ることができました。

実際に出土したものと、正倉院に残されているものを参考に精巧に復元された物もあり、観ていて楽しかったです。

15:46 バス乗車

仏塔山上宮皇院 橘寺

ゆっくり観光するつもりだったので、橘寺は諦めていましたが、バスに上手く乗ることができ、拝観時間に間に合いました。

16:05

高市郡明日香村橘532番地

聖徳太子誕生の地

572年当時、欽明天皇の別宮だったこの地で聖徳太子は生まれました。

父・橘豊日命(たちばなとよひのみこと)=第31代用明天皇=欽明天皇の第四皇子

母・穴穂部間人皇女(あなほべはしひとのひめみこ)

創建

第33代推古天皇14年(606年)

太子が自ら仏典を三日間にわたり講義されていると、大きな蓮の花が庭に1mも降り積もり(蓮華塚)南の山に千の仏頭が現れ光明を放ち(仏塔山)太子の冠から日月星の光が輝き(三光石)、不思議なことが起こったので、推古天皇はこの地にお寺を建てることを命じました。

そこで太子は御殿を改造して造られました。

田道間守(たじまもり)

不老長寿の秘薬「トキジクノカグノミ」

第11代垂仁天皇は田道間守に不老長寿の薬を探すよう命じます。

そこで、トコヨの国(中国雲南省)へ向かい、10年後ようやく持ち帰って所、天皇は既にお亡くなりになっていました。

木の実を当地に蒔くとやがて芽を出したのが橘(ミカンの原種)で、それからこの地を橘と呼ぶようになりました。

太子堂 (本堂)

黒の駒

太子の愛馬で達磨大師の化身といわれています。

御朱印

 

往生院

阿弥陀三尊が御本尊です。

太子の念仏精神を引き継ぐべく、念仏写経道場などとして活用されています。

道場内の格天井には著名な画家によって206点の天井画が奉納されています。

16:52

最終の周遊バスに乗りました。

橿原神宮前駅

17:18

1日フリー乗車券をフル活用しました。

岡寺

岡寺は無理と、初めから確認していなかったのですが、後でライトアップ期間中だという事に気が付きました。

「大和観音もみじ回廊【光の巡礼】岡寺紅葉ライトアップ」

令和6年11月6日・17日・22日・23日・24日

17:00点灯〜21:00閉門

奈良交通バスも臨時運行あり

完全にノーチェックでした。残念!

柿の葉寿司

この日はお茶夜の居酒屋も無しで、夕食用に定番の柿の葉寿司を購入し、帰宅しました。

2日間、秋の明日香村をゆっくり巡りましたが、見所満載なので、まだまだ訪れたい所がたくさん残っています。

岡寺など、また次回お参りしたいと思います。

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