西教寺 ・ 坂本散策

大津市

地図

 

 

西教寺

12月も3分の1が終わりましたが、暖かい1日になりそうなので、久しぶりに坂本を散策してきました。

10月に西教寺展を観たので、少しは予習になりましたが、知らないことも色々ありました。

京阪坂本比叡山口駅の前にある観光案内所で地図をゲット。とってもわかりやすいです。

不断念仏

500年間、途絶えることなく、鉦(かね)を打ちつつ「南無阿弥陀仏」と唱え続けているそうです。

確かに境内からはずっと、鉦の音が響いていましたし、本堂で講話を聴き、私も少し木魚をたたきながら、唱えてきました。

本堂の薄暗い空間に鈍い金色の仏像が静かに微笑んでいる中で、慌ただしい日常とは違う時間を過ごせました。

真盛上人

「無欲清浄にして念仏すべし」

上人の教えです。煩悩だらけで、申し訳ありません。

紀貫之の一族だそうです。先日行った、比叡山のケーブルの途中の駅に紀貫之のお墓がありました。時間がなくて途中下車できなくて残念でした。

この像は上人の子供の頃のものです。14歳で出家されたそうです。総門をくぐった後に道の左右に子院があり、その中の一つのお庭に立っていました。お庭も綺麗ですし、他にも見どころが沢山ありました。

法勝寺

高野詣・熊野詣に熱心で仏教崇拝していいた白河天皇が建立したお寺でしたが、応仁の乱で荒廃していた為、1590年(天正18年)後陽成天皇の命によって、西教寺と合併しました。

法勝寺というと、「鹿ヶ谷の陰謀」の俊寛 が有名で、滋賀の散策をしていても、いろんな資料に登場します。

陰謀の首謀者として、鹿児島鬼界島に配流になり、一緒に流された他の二人は後に許されたのに、俊寛ひとり鬼界島に残されるという、悲劇の人です。勢力争いに敗れると、恐ろしい末路が待っています。

明智光秀

明智一族のお墓があります。

明智光秀は愛妻家で側室は持たなかったそうです。

昔読んだ、三浦綾子さんの『細川ガラシャ夫人』でも、理想的なおしどり夫婦として描かれていて、娘のガラシャは自分の夫が父と違うタイプの人なので、不満を抱いていたようでした。

私は細川忠興が結構好きなので、残念です。

坂本散策

穴太積みの石垣を眺めながら、京阪坂本駅から西教寺まで往復散策しました。

帰りは千体地蔵尊の前を通って山の辺の道を日吉大社まで戻りました。

この道は高台を通るので、琵琶湖がよく見えます。丁度良い散歩コースでした。

芙蓉園本館

紅葉シーズンも終わり、観光客も少ないからか、芙蓉園別館は平日の今日はランチはされていませんでした。

本館の方はランチがあったので、こちらで昼食にしました。

鴨の柳川膳 ¥1、650

エビ豆と赤こんにゃくも付いていて、地元の味も味わえました。

鴨もジューシーでした。

他にも湯葉や鰻などランチメニューも豊富です。

お庭

もう少し早ければ、真っ赤な紅葉の絨毯だったと思うと残念ですが、綺麗なお庭を眺めながら、食事が出来ます。

そして、謎の洞窟がありました。お店の方に聞いても、はっきりした目的はわからないそうです。

ここは昔里坊だったので、修行に使われていたのか、単に通路だったのか謎です。

滝や池もあり、他の季節も良さそうですし、別館の庭園も見応えがありそうなので、次は別館にも行ってみたいと思います。

 

廣栄堂

久しぶりに廣栄堂さんの「檉(てい)の木」買いました。

中の白餡も皮も甘すぎず上品な味で、皮の上にクルミが乗っています。

昔から、冠婚葬祭の時や、季節のお菓子など食べていましたが、このお菓子が一番好きです。

他のお菓子も美味しいですけど。

鶴喜そばの近くなので、お土産にも良いと思います。

滋賀院門跡・旧竹林院

坂本はまだまだ広いので今回も全部を観ることはできませんでした。

桜の名所でもあるので、次は春に来ようと思います。

もらった地図に秘仏や文化財の公開時期なども記載されているので、その時に合わせるのも良さそうです。

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